2020年7月19日(日)、日本学術会議主催のオンライン公開シンポジウム 「人文学の国際化と日本語」に、巽孝之先生が登壇されます。
巽先生の講演タイトルは「日英モダニズムの果実―福沢、野口、西脇―」です。
詳細及び申し込みは、日本学術会議のホームページhttp://www.scj.go.jp/から。
申し込み締切は、7月15日(水)までの先着順です。
公開シンポジウム 「人文学の国際化と日本語」
日時:2020/7/19(日)13:00-16:30
開催地:ZOOMによるインターネット会議方式(使用言語:日本語)
対象:どなたでも参加いただけます
定員:約200名(先着順)
申込み:参加申し込みフォーム
締切:令和2年7月15日(水)(先着順)
主催:日本学術会議言語・文学委員会人文学の国際化と日本語分科会
共催:大学共同利用機関法人・人間文化研究機構 国立国語研究所/国文学研究資料館
詳細:PDF(http://www.scj.go.jp/ja/event/pdf2/291-s-0719.pdf)
「日英モダニズムの果実――福沢、野口、西脇――」
巽 孝之(日本学術会議連携会員・慶應義塾大学教授 :アメリカ文学&批評理論専攻)
近代日本の父・福沢諭吉は米国訪問後、何よりも翻訳によって近代的言説空間をもたらした。以後、福沢の学塾で学び 19 世紀末に渡米した野口米次郎は英語詩人として国際的令名を馳せ、その日本的詩想はエズラ・パウンドらイマジズムに影響を与える。野口に続き、 20 世紀初頭に渡英した西脇順三郎は T.S.エリオットらのモダニズムを吸収し、その引用の詩学を日本語詩にも定着させる。かくも日英両言語が熾烈な相互交渉を演じた時代は他にない。その果実を再吟味してみたい。
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